若者が希望を持てるビジョンを【中同協共同求人委員会】

 9月25日、中同協共同求人委員会が東京で開かれ、20同友会・中同協から42名が参加しました。

 冒頭、小暮恭一・中同協共同求人委員長が「今年の求人・採用の特徴と今後の課題」のテーマで問題提起。

 企業の採用意欲の高まりの中、参加企業が増加する一方、Jobway登録学生や合同企業説明会の1回あたり参加学生は減少している状況を紹介しながら、2016年に予定されている「就職活動開始時期繰り下げ」への対応が求められることなどを提起しました。

 次に本郷利武・中同協社員教育委員長が「社員教育・経営指針・共同求人を一体とした企業づくり~共同求人委員会への期待~」のテーマで報告しました。本郷氏は同友会で学び実践してきた企業づくりの経験などに触れながら、共同求人委員会への期待を提起。人口減少・マーケット縮小(多様化・個性化)の中で、若者が希望を持てるビジョンをつくる必要があり、その根底には「会社の主人公は社員一人ひとり」「地域の主人公は住民一人ひとり」「国の主人公は国民一人ひとり」という考え方が重要であることなどを強調しました。

 グループ討論では「同友会らしい共同求人」について論議。

 2013全国共同求人交流会(11月28~29日、愛媛)の企画などを承認して終了しました。なお今回は、東京同友会と沖縄同友会が連携して取り組んでいる「社長弟子入りツアー」に参加している沖縄の学生10名も参加しました。

「中小企業家しんぶん」 2013年 10月 15日号より