若者に中小企業の魅力を伝えよう~共同求人委員会が3省庁と懇談

 中同協共同求人委員会は、10月7日に厚生労働省、文部科学省、中小企業庁と懇談し、共同求人活動や学生向け就職サイト「Jobway」の紹介を行い、学生・若者の就職について意見交換しました。

 企業の採用意欲が上向き、学生の内定率が若干は改善しつつあるものの、学生・若者の就職にはまだ厳しいものがあります。

 中同協側からは、学生・学校・親などに対して中小企業の役割・魅力、働くことの意味などを伝えることが重要であること、2016年卒業の学生から予定されている「就職活動の繰り下げ」の問題では、その実効性を担保するために国が実態を把握するなど積極的な関わりを期待したいことなどを発言。

 省庁からは学生の就職の状況、学生や中小企業向けに実施している支援施策の内容、課題などについて報告があり、活発に意見が交わされました。「同友会はわれわれと共通する悩みを持ち、同じような取り組みをしていることを知った。これを機に連携を密にして、できることはお互い協力して取り組んでいきたい」(中小企業庁)など、相互理解と連携の重要性などが確認された懇談となりました。

 懇談には小暮恭一・中同協共同求人委員長、平田事務局長、斉藤事務局次長が参加しました。

「中小企業家しんぶん」 2013年 10月 25日号より