自社・外部環境の変革の挑戦へ 【第24回経営研究集会】 【滋賀】

 24回目の開催となる滋賀県経営研究集会が11月15日、ロイヤルオークホテルにて開催され、来賓・ゲストを含む、253名が学びあいました。

 セレモニーでは、蔭山代表理事挨拶に引き続き、坂田徳一実行委員長より、「時代は常に変化しています。研究集会では自社の変革を学び、さらに外部環境の変革にも果敢に挑戦しましょう」と挨拶。その後、来賓を代表し、滋賀県商工観光労働部次長 田端克行氏、大津市商工観光部長、井上敏氏より激励の挨拶をいただきました。

 第一部の基調講演では、宮崎由至氏((株)宮崎本店代表取締役)より「時代を生き抜く強じんな企業づくり」をテーマに報告がありました。宮崎氏からは「現状認識の社内共有はもちろん、今後20年、30年後の企業像も展望しなければなりません。現社長は代を譲ることばかりに気を取られず、20年後にわが社はどうなっているのか? 幹部・中堅社員は誰か? と考えると、自ずと新卒の採用など定期的にしてなければなりません。今スタートしないと社長交代はできても、事業、組織の承継はできない」と問題提起がありました。

 引き続き、3つの分科会に分かれて学び、第1分科会では、「時代を生き抜く戦略とは」をテーマに奥河内 博夫氏((株)テクシード代表取締役)より、事業戦略と採用、第2分科会は川西 裕幸氏((株)スカイファーム代表取締役)より、地域経済の起爆剤としての農業振興と国内外への販売戦略。第3分科会は、丸山博氏((有)第1コンサルティング・オブ・ビジネス代表取締役)より経営者と経営幹部が、既存事業でわが社の生き残りを考える分科会を開催しました。

 全県一同に会してのグループ討論は年数回しかありません。普段のグループディスカッションでは味わえない緊張感と多くの経営者から学べる経営研究集会となりました。

「中小企業家しんぶん」 2013年 12月 5日号より