共同求人を全国に広げよう~人を育て、企業を育て、地域をつくる総合運動を【2013全国共同求人交流会in愛媛】

 11月28~29日、2013全国共同求人交流会が愛媛県松山市で開催され、23同友会・中同協から86名が参加。「共同求人運動の原点を問う!~共同求人運動が地域・企業変革の鍵を握る~」をテーマに学びあいました。

 1日目は愛媛大学教授(愛媛同友会会員)の和田寿博氏が「学生・若者の今~まなび つながり とりくみ~」のテーマで基調報告。愛媛大学での学生に対する就職・自立支援の取り組みなどを紹介しながら「時代の変化と皆さんの取り組まれている『人を生かす経営』がマッチしてきています。ぜひ大学に力を貸していただき、一緒に魅力ある地域づくりに取り組んでいきましょう」と同友会への高い期待を述べました。

 続いて和田教授、佐藤全氏((株)ヴィ・クルー代表取締役・宮城)、鎌田哲雄氏(愛媛同友会専務理事)がパネリスト、平田美穂氏(中同協事務局長)がコーディネーターを務め、「共同求人運動の原点を問う!~共同求人運動が地域・企業変革の鍵を握る~」をテーマにパネルディスカッションが行われました。4氏はそれぞれの立場から新卒採用の意義や地域活性化・中小企業振興条例との関わり、産学連携の重要性などを熱く語り、全国での共同求人運動の展開を呼びかけました。

 2日目は奥延浩寿氏(オクヒロ食品(株)代表取締役)、伊藤京三氏((有)ITOテクノ代表取締役)、上中谷浩氏((有)三愛機工 代表取締役、いずれも広島同友会三原支部)がパネリスト、源田敏彦氏(広島同友会事務局次長)がコーディネーターを務め、「共同求人運動で、経営者も企業も地域も変わる!~3つの目的の実践に取り組む共同求人初心者企業の奮闘記~」のテーマでパネルディスカッション。共同求人に取り組む中で経営者の意識が変わり、企業も成長してきた様子が具体的に生き生きと語られ、多くの共感を呼びました。

 最後に小暮恭一・中同協共同求人委員長が「共同求人は人を育て、企業を育て、地域をつくる運動。全国に広げていきましょう」と呼びかけ閉会となりました。

「中小企業家しんぶん」 2013年 12月 15日号より