「若者の未来、働く幸せを考える」学校と経営者の懇談会を開催【熊本】

学校と経営者の懇談会

 熊本同友会では、6月25日に2回目となる『学校と経営者の懇談会』を開催し、高校からは校長、進路指導担当者など29名、大学からは学長、就職担当者5名、会員経営者21名が参加しました。

 はじめに坂部龍也共同求人委員長が、同友会運動の中で1972年に北海道同友会から『共同求人活動』が始まったことを紹介。次に、自社が初めて大学での合同企業説明会に参加した時ブース訪問が少なくショックを受けたが、社内で話し合う機会を作り再び説明会に参加。全社員が入社試験と合否判定に関わる仕組みをつくり、晴れて1名の新卒入社を迎えた体験を報告しました。

 続いて入社3年目の(有) ゆうプランニング山内聡一郎さんが、学生時代と就職してからの自分自身を振り返り、「夢や目標の大切さを社会に出てから感じた。そのためにも学生時代にもっといろいろな体験を積むことが大切だと思う」と率直な気持ちを報告しました。

 グループ討論では、「若者の未来のために、学校と企業でできることは」をテーマに、学生に紹介したい会社とはどんな会社か?など中小企業をもっと知ってもらい、相互理解できるためにはどうしたらよいか意見交換しました。

 参加した学校関係者からは「中小企業の熱い想(おも)いを感じた。『人間は幸せになるために学ぶ』という言葉が強く印象に残った」、経営者からは「これから企業と学校の連携が深まれば、子どもたちの未来はより明るいものになると感じた」などの声が寄せられ、学校と経営者との相互理解をより深めることができました。

「中小企業家しんぶん」 2014年 7月 25日号より