歴史を創造する主体者として 全国事務局員研修会に32名が参加

 中同協が主催する全国事務局員研修会が千葉で開かれ、基礎コース(7月16~18日)に13同友会と中同協から27名、フォローアップコース(7月17~18日)には5同友会と中同協から14名が参加しました。

事務局員研修会

 基礎コースは1日目に平田美穂・中同協事務局長が「同友会運動の歴史と理念」、松井清充・中同協専務幹事が「同友会運動の成果と現状」をテーマに報告。平田氏は「歴史を創造する主体者としての事務局員の確信を持ってほしい」と提起しました。

 2日目は斉藤一隆・中同協事務局次長より「同友会運動における事務局の役割」、岡村大作・(株)オカムラホーム代表取締役会長(千葉)より「経営者を囲む社員・スタッフのあふれる笑顔の理由~経営指針を社員とどのように実践していくのか?」の報告があり学びを深めました。

 昼からは基礎コースとフォローアップコースが合流し企業見学会の訪問先である野水鋼業(株)へ向かいました。

 野水鋼業(株)では、野水俊夫代表取締役社長(千葉)より「ステンレス棒鋼のエキスパート、社内改革でマンパワー向上を図る~全員参加の学習型企業を目指して」の報告がありました。野水氏からは役員を引き受け同友会の学びが経営に生かされていることの事例が話されました。報告のあと、工場を見学しグループ討論を行いました。

 懇親会では石戸孝行・(株)京北スーパー相談役(千葉)があいさつ。「日本の中小企業の発展を担うのは同友会事務局の皆さんです」と力強い提起がありました。

 3日目には山本潤・神奈川同友会事務局員が「同友会事務局員のやりがい、生きがい」をテーマに報告しました。

 フォローアップコースは1日目に基礎コースと合同で企業見学、2日目に本多由香・中同協事務局員から「同友会で学んできたこと」と題して働きやすい職場づくりについて、境井健志・北海道同友会オホーツク支部事務局長から「目指すは、同友会のブラックジャック」と題して地域ビジョンに基づいた支部活動の報告がありました。

 午後からは逸見孝史・千葉同友会事務局長代理から「同友会の事務局として―千葉同友会の展望とビジョン」のテーマで報告があり、グループ討論で大いに交流しました。

「中小企業家しんぶん」 2014年 8月 15日号より