同友会らしい社員教育活動とは【中同協社員教育委員会】

社員教育委員会

 8月22日、東京で中同協社員教育委員会が開催され、28同友会と中同協から56名が参加しました。

 今年度より新たに中同協社員教育委員長に就任した梶谷俊介・岡山同友会副代表理事が「同友会の社員教育プログラムの発展を考える」と題して報告。

 梶谷氏は、岡山同友会が行っている社員共育大学、幹部社員大学などの詳細を紹介。それぞれが「経営者の責任」、「対等な労使関係」を謳(うた)った「労使見解」を実践する立場から設計されていること、このことから、会社にとって都合のよい社員を育てる視点ではなく、一人ひとりがより良い人生を生きることをテーマにしていること、同時に、経営者と社員が共に学び、共に育つことを大切な原則にしていると報告しました。また、梶谷氏の会社において、経営者・幹部・社員が同友会の社員教育活動に一緒に参加して共に学び、同友会での学びを仕事に生かそうと積極的に取り組んでいる事例が報告されました。

 グループ討論では、「同友会での社員教育活動の原点は『労使見解』と改めて確認できた」、「社員だけ学べば良いという風潮があるが、経営者と社員が共に学び・共に育つことが重要」などの意見が出されました。

 審議事項では、学校での勤労観・職業観の育成の観点から中同協社員教育委員会としても共同求人委員会と連携して学校との連携に取り組んでいくこと、第27回社員教育活動全国研修・交流会を山形同友会の設営で開催することなどを確認しました。

 中同協社員教育委員会の委員長は本郷利武氏(北海道同友会)から、梶谷俊介氏(岡山同友会)に交代、副委員長は前西佳信氏(大阪同友会)から、小島秀孔氏(埼玉同友会)に交代、能登昭博氏(千葉同友会)は続投することを確認しました。

「中小企業家しんぶん」 2014年 9月 15日号より