外形標準課税の適用拡大ストップ 街頭署名活動を実施【広島・長崎】

 各同友会で外形標準課税適用拡大反対への運動が広がるなか、広島同友会と長崎同友会が街頭署名活動を行い、中小企業の声を地域に伝えました。

初の街頭署名活動に60名の会員が参加

広島同友会

 広島同友会は9月20日、「中小企業増税に反対する一斉行動」を県内3カ所で実施しました。広島市の繁華街、本通商店街などで行った街頭署名活動には、60名の会員が参加、増税反対の横断幕を掲げ、「地域の雇用を守ろう」と訴え、署名を呼びかけました。

 何しろ街頭で署名活動をするのは広島同友会では初めてのことで、「どうやって声をかけたらいいのか」、「わかりやすいキャッチコピーは」など心配の声もありました。いざ始まると、にこやかな笑顔で声をかけどんどん署名を増やす人、モジモジしながらもその内慣れて没頭する人など、個性豊かな活動を展開、結局3時間の活動で、959人の署名を集めることができました。「うちの主人も中小企業で働いている。頑張ってください」と言いつつ署名した人など、確かな手ごたえを感じる署名活動となりました。

 広島同友会は10万人署名をめざしています。会内はもとより、地元の信用金庫や協同組合からそれぞれ1000名を越える署名が寄せられるなど、会外からの共感も広がっています。増税を食い止めるために、悔いのない行動をしようと決意を固め合っているところです。

『断固反対』の意志を貫くために!

長崎同友会

 9月27日、長崎同友会長崎支部(会員206名)は、外形標準課税適用拡大反対街頭署名活動を行いました。

 長崎市一番の繁華街「浜町アーケード」内に9月15日にオープンしたばかりの複合商業施設「ハマクロス411」(旧大丸・2011年7月閉店)前ということもあり、人通りも多く最適な場所で、会員21名・事務局5名、10時~12時30分の間に728筆を集めました。

 「呼び掛け班」は、「中小企業に対する更なる増税反対!」「私たちの雇用を守ろう!」などのスローガンを呼び掛け続け、「署名受付班」は、苦戦しながらも幅広い年齢層の人たちとの会話を楽しみながら活動を続け、本当にあっという間の2時間半でした。

 市民の皆さんのさまざまな声やそれぞれの立場での考えを直接聴くことができ、大きな手応えを実感するとともに、会内の意識高揚に非常に大きな役割を果たすことができました。

 事前の打ち合わせで目的意識を共有し、当日は全員法被を着用して臨みました。特に入会間もない会員が熱心に取り組んでいた姿が印象的でした。

 県全体では3万筆を目標に掲げ、未だ約5000筆ですが、これからの取り組みに大きな期待が持てる1日となりました。

「中小企業家しんぶん」 2014年 10月 15日号より