7月21日に広島同友会呉中央地区会は、西日本豪雨により地域に甚大な被害が及んだ中、毎年恒例の「土曜夜市」(主催:呉中通商店街振興組合)に参加しました。当日の様子を紹介します。
今年も呉中央地区会は、恒例の「土曜夜市」への参加を予定しておりました。しかし、誰もが想像もしなかったような、豪雨に見舞われ、一時は、「土曜夜市」自体の開催が危ぶまれました。
われわれ、呉中央地区会の中でも、参加するべきか、どうか?との意見が交わされました。それでも、参加を決めたのは、「こんな時だからこそ、子どもたちに笑顔を! 呉に元気を!」という想(おも)いからです。
実際に参加して感じたのは、「子どもたちの喜んだ顔で溢れていた!!」という事です。
心配していた来客状況も、「土曜夜市」自体、ここ数年でも、1番と思われるほどの人出でした。
われわれが、販売した、「博美屋監修の かき氷」も、2回!!完売しました。 (大人気で、氷の補充をしました)
土曜夜市への出店は、7月21日1日のみでしたが、こんなエピソードがありました。
1人の女の子が、寂しそうな顔をして、店に戻って来てくれました。女の子は、「また次も、かき氷食べたい」と言ってくれました。
「今年は、もう食べられないけど、来年、また食べられるからね」
土曜夜市に参加してよかった!がんばってよかった!と強く感じた瞬間でした。
土曜夜市が開催できたのは、急ピッチで泥を取り除く作業をした、市民の力です。
中央という被害が少なかった地区ですが、大なり小なり被災し、休業が続いている飲食店などもあります。結束力を高めることが復興への道だと思います。
「がんばろう!広島・呉」
記・写真 カフェドココ 德樂 和美
写真 (株)トゥモロー 阪井 善和
広島同友会呉支部機関紙「呉通信」より転載
「中小企業家しんぶん」 2018年 9月 15日号より