会員企業の業種別割合―業種別でそれぞれ最も高い同友会はどこ?

 中同協では、全国の会員企業の統計データを集計しています。会員企業の業種別の割合と2016(平成28)年経済センサスの企業等数の業種別割合を見てみます。2018年9月現在で会員企業の建設業の割合は15.1%、製造業は14.6%、流通・商業が23.5%、情報通信業は3.9%、サービス業が32.1%、医療福祉が3.7%となっています。

 2016年経済センサスの企業等数の業種別割合と比較すると、製造業で4.6ポイント、建設業で3.9ポイント、情報通信業で2.8ポイントそれぞれ業種別割合が高くなりました。また、サービス業で4.3ポイント、医療福祉が3.9ポイント低くなっています。全国の会員企業は比較的製造業や建設業など第2次産業が経済センサスの業種別割合より高くなっています。(表1)

 都道府県別で会員企業の業種別割合が高い同友会を見てみます。建設業の割合が高いのは青森同友会が26.8%。製造業では岐阜同友会が30.5%、流通・商業では福島同友会が32.2%、サービス業では神奈川同友会が49.1%となりました。(表2)

 各同友会の会員企業と経済センサスの業種別割合を比較して組織強化を考えるきっかけとしてはいかがでしょうか。

「中小企業家しんぶん」 2018年 9月 25日号より