経営研究集会と定時総会を同時開催【京都】

『人を生かす経営』で光り輝こう

 京都同友会は5月16日、「高めよう! 経営力、乗り越えよう! 経済激震~『人を生かす経営』が今こそ光り輝く」をテーマに、第13回京都経営研究集会を併設した第40回定時総会を国立京都国際会館で開催。会外も含め約600名が参加しました。

 京都同友会の景況調査(1~3月期)でも2004年の調査開始以来、最低の数値となるなど、深刻な経営環境のもと、「世界同時不況をどう捉えるのか、活路をどう拓くのか」など8つの分科会を設定。

 事前にグループ長研修を2回開くなど準備を進め、当日は「急場しのぎの経営では長期的に耐えうる体力は養えない。常に先を見据え、経営理念と指針を持ち、ぶれない経営を継続することがあらゆる困難を乗り越えるための最大の武器になると痛感」など、「グループ討論で学べた」との回答が97・3%もありました。

 会外から参加したある経営者は、「真剣に自社の経営の悩みや課題を話し合っている姿に初めて出会い、新鮮な感動を覚えた」とすぐに入会を決めました。

 総会では、(1)経営指針の成文化・明文化、(2)「人を生かす経営」の実践、(3)企業の社会性の発揮、を今期の目指す方向として確認。今後も地域経済を支える中小企業としての役割を果たし、2010年2月に京都で開かれる第40回中小企業問題全国研究集会を1700名の会員で迎えようと決意を新たにしました。

「中小企業家しんぶん」 2009年 6月 25日号より