維持発展する青年部とは【全国青年部代表者交流会】

全国青年部代表者交流会

 5月28日、「2010全国青年部代表者交流会」(中同協主催)がウインクあいちで開かれ、12同友会と中同協から52名が参加しました。

 第一部「青年部活動の実践報告をもとに交流」では、愛知と石川の青年部が事例報告。それをもとにグループ討論を行いました。

 愛知同友会からは、17年前に青年同友会連絡協議会代表を務めた宇佐見孝氏と、現・筆頭副代表の出分洋之氏が報告。地区(各同友会では支部)と並列の「青年同友会(以下、青同)」が創立40年となり、つぶされる危機感から青同としてビジョンを持ち、会員が増える仕組みをつくって11青同、675名の組織となった過程と報告者自らの学びについて報告しました。

 石川同友会青年部の活動については、部会長の中村智氏が報告。2008年に富山と福井の青年部会のバックアップで、石川で北陸3県合同例会を開催し、そこでの学びと気づきが2009年の青年部会設立につながったことなどが報告されました(別掲記事参照)。

 グループ討論では、それぞれの青年部の活動や課題が交流されたほか、青年部を組織として確立するためには、「自主・自立」の精神と維持発展させる仕組みが必要であることを確認。

 第2部は「青年経営者全国交流会(以下、青全交)のあり方を考える」として、青全交の現状や3年後をめどにした今後のあり方について、事前に各青年部でまとめられた意見をもとに議論しました。青全交を企業や同友会運動の将来を担う青年経営者の全国的学びの場にふさわしい内容にしていくために、「青年部代表者会議」を開いて、青全交や青年部の全国組織のあり方について方向性を出していくことを確認しました。

「中小企業家しんぶん」 2010年 6月 15日号より