経営と運動への決意みなぎる【中同協第17回役員研修会開催】

 年2回開かれる中同協役員研修会は、第17回目を10月27~8日愛媛県松山市で開催しました。開催地の愛媛同友会を中心に、毎回計画的に参加者を出す愛知同友会を始め8同友会・中同協から57名が参加しました。

 第1講は広浜泰久中同協幹事長が担当。「同友会運動の発展のために、同友会理念と企業づくり」をテーマに『同友会運動の発展のために』をテキストに理念問題を解説。同友会の組織づくり「学べる組織、減らない組織、増える組織」についても提起しました。

 第2講は鋤柄修中同協会長が「同友会のリーダーの使命、役割は何か」について展開。愛知同友会に入会のいきさつ、役員として学び企業変革に取り組んだ体験を語りました。また、中小企業憲章・条例推進運動の先頭に立ってほしいと参加者を励ましました。

 第3講は赤石義博中同協相談役幹事の「半世紀を超えた同友会運動、その歴史と理念に学ぶ」がテーマ。主として「労使見解」(1975年発表)作成の過程を自らの実践を中心に述べ、全社一丸経営の核心を力説しました。

 講義終了ごとにグループ討論を行い自社の課題と役員の役割を確認しあいました。レポートには、「社員から感謝される社長をめざしたい」「同友会理念にもとづいた経営なのか見直す」「10年後には10%の組織率をめざし会員増強を進めたい」など経営と運動への強い決意が溢れていました。

「中小企業家しんぶん」 2011年 11月 15日号より