JCと同友会方式で合同例会【神奈川同友会西湘支部】

真剣な論議に刺激

 神奈川県小田原エリアをカバーする神奈川同友会西湘支部(生沼武夫支部長、会員数18名)は、3月6日、小田原青年会議所(以下、小田原JC)と合同例会を開催しました(=写真)。この合同例会は小田原JCからの要請で、小田原JCの3月例会の中身を全て同友会の例会方式で運営するという初めての取り組みになりました。

 メインテーマは、「信頼関係で結ばれた地域を目指して!」。約130名(うち同友会から40名)が参加した合同例会は3つの分科会に分かれて、さながらミニ全県経営研究集会の様相。第1分科会は「国内市場が縮小する中での海外戦略」〔報告者:タイジ(株)社長・堀江裕明氏(神奈川同友会代表理事)〕、第2分科会は「企業再生の道程はモデル店づくりから」〔報告者:(株)湯佐和社長・湯澤剛氏(神奈川同友会湘南支部幹事)〕、第3分科会は「オリジナル商品で不況をチャンスに変える」〔報告者:保安道路企画(株)社長・森健太郎氏(神奈川同友会産学交流部会幹事)〕のテーマでそれぞれ行われました。同友会会員が全ての分科会座長やグループ長を務めてグループ討論、討論の発表という流れで進められました。

 分科会終了後は、名刺交換交流会を実施。参加した小田原JCのメンバーからは、「グループ討論で真剣に会社経営について話すことができた」「改めて自社の経営を語ることは大変刺激になった」などの感想があり、同友会会員からは、「真面目な好青年が多かった」「グループ討論では自社の経営を熱く語っていた」などの感想が聞かれました。

 小田原JCは、今回の合同例会で会員全てが参加する「100%例会」を達成。同友会への入会も生まれています。定期的開催や他地域での開催の気運も高まってきており、今後の展開が期待される合同例会となりました。

「中小企業家しんぶん」 2012年 4月 5日号より