経営支援で連携~日本政策金融公庫と覚書締結【福井】

福井同友会

 福井同友会は2月5日、日本政策金融公庫(福井支店・武生支店)と、「中小企業等支援に関する覚書」を締結し、全国で10番目の覚書締結となりました。

 具体的な連携内容は、(1)中小企業等への情報提供、(2)相互の研修等への講師派遣、(3)地域における経済情報、動向等に関する情報交換、(4)個別企業からの相談対応、(5)その他中小企業等の支援に寄与する事項の5項目。目的は、中小企業等の経営安定および地域経済活性化の促進です。

 福井同友会では、これまでに福井支店の支店長を定時総会の来賓に招くなどして、少しずつ同友会について理解を得てきました。

 また、一昨年12月からは地域の経営者に会を周知する手助けとして福井支店内に福井同友会の会報誌が設置されるようになり、徐々に関係も深まってきていました。

 そのような中、一昨年11月の日本政策金融公庫豊永専務と中同協役員の懇談を契機に各地での覚書締結事例が増え始めたこともあり、他県の内容を参考に福井でも覚書締結の準備を進めてきました。

 経営にはスピードが求められ、それには金融機関の支援が不可欠です。福井同友会では、今回の覚書締結が会員企業に対する効果的な支援、経営者が抱える課題の解決、ひいては地域経済の発展につながるよう、日本政策金融公庫との相互理解を深めながら連携の取り組みを進めていきたいと考えています。

「中小企業家しんぶん」 2015年 2月 25日号より