東北大学/東北工業大学と協定を締結【宮城】

人材育成と東北地域産業の活性化に向けて

 宮城同友会は、6月23日、東北大学と「宮城県中小企業家同友会と国立大学法人東北大学大学院経済学研究科地域イノベーション研究センターとの連携協力に関する協定」を、7月3日、東北工業大学と「東北工業大学と宮城県中小企業家同友会との包括連携に関する協定」をそれぞれ締結しました。 2013年6月29日の東北学院大学との「東北学院大学と宮城県中小企業家同友会との包括連携に関する協定」も含め、地元大学3校と協定を結ぶこととなりました。

東北大学地域イノベーション研究センターと連携

宮城同友会

 東北大学との連携協力協定の目的は、地域イノベーション研究センターと宮城同友会が人材育成や地域の調査研究などにおいて相互支援関係を強化することによって地域産業の発展に貢献することです。これまでも相互協力してきましたが、更に密接な連携協力関係を構築することになりました。

 主な連携事業は、(1)若年経営者などの育成事業、(2)中小企業の経営改善およびイノベーション促進事業、(3)地域活性化に関する調査研究事業などです。今後、本協定に基づき、地域イノベーションプロデューサー塾への若手経営者の同友会会員の入塾推薦、地域中小企業の実態調査など具体的な取り組みを行っていく予定です。また「経営指針を創る会」への同大学からの協力も期待できます。

東北工業大学と連携、地域に貢献できる人材の育成を

宮城同友会

 東北工業大学との連携協力協定の目的は、中小企業の魅力を学生に理解してもらうことを通じて、「雇用のミスマッチ」の解消を図り、もって地域経済の振興発展と明るく暮らしやすい地域社会の実現に貢献できる人材を育成することです。

 主な連携協力は、(1)大学の「知」を活かした産業・観光振興など東北・宮城県経済の発展に関すること、(2)学生参加の地域づくり、街づくり、伝統行事など地域活性化の推進に関すること、(3)宮城県の中小企業の魅力を伝えるための説明会の開催をすること、(4)学生に対する宮城県内の中小企業でのインターンシップ・職場体験の機会の提供を含めたキャリア教育全般に関することなどです。本協定に基づき、早速、協定締結後には、キャンパス内にて同大学学生を対象とした合同企業説明会(会員企業15社)が行われました。

「中小企業家しんぶん」 2015年 8月 15日号より