創立30周年記念式典を開催 会員500名を達成し、全市町村に同友会を【山形】

 山形同友会は1月23日、山形市のホテルメトロポリタン山形にて、「創立30周年記念式典」を開催し、来賓をはじめ、会員、各同友会(岩手・宮城・秋田・福島同友会の役員、事務局長)、ゲスト、金融関係、大学生など約220名が参加しました。

山形同友会

 30周年記念映像の上映後、西塔秀幸・山形同友会代表理事のあいさつで第1部が開会。17名の来賓が出席し、細谷知行・山形県副知事、佐藤孝弘・山形市長そして鋤柄修・中同協会長から祝辞がありました。

 記念式典の中では会歴30年2名と会歴20年17名の表彰、そして設立時からの協力に対し、国吉昌晴中同協・顧問をはじめ6名へ感謝状の授与が行われました。

 記念講演は、松井清充・中同協専務幹事が「つぶれない会社のつくり方」と題し講演。同友会の歴史をひも解きながら、中小企業が抱える問題、課題に対し積極的に取り組んでいる全国の事例を紹介。

 松井氏は、「経営の目的を『人が生きることに貢献する』とした企業が、継続するために儲かる企業づくりを社員全員で理解する。地域から感謝される企業が、つぶれない会社づくりの目標」とまとめました。

 その後、「同友会の歩みと展望 ~なぜ同友会が必要とされるのか~」をテーマとしたパネルディスカッションが行われました。コ―ディネーターは国吉昌晴・中同協顧問、パネリストとして鋤柄修・中同協会長、松井清充・中同協専務幹事、そして西塔秀幸・山形同友会代表理事が登壇しました。

 59年前の同友会設立時を振り返りながら、同友会理念の必要性や普遍性を語りました。その中で西塔代表理事は、「山形県全地区に同友会ができた。早急に会員500名を達成し、全市町村に同友会を広めたい」と決意を語りました。

 第2部は祝賀パーティーが行われ、山形財務事務所阿部所長と山形商工会議所清野会頭よりあいさつが述べられたあと、きらやか銀行粟野頭取の乾杯で祝宴がスタート。

祝賀パーティーでは、会員企業13名で結成されたバンド、「ザ・サーティーズ」が演奏。山形同友会の歴史を振り返り、その節目にヒットした5曲を披露し会場に華をそえ、大盛会の内に閉会しました。

「中小企業家しんぶん」 2016年 2月 15日号より