歴史から学び、さらなる未来へ~50年史発行記念講演会開催【神奈川】

神奈川同友会

 神奈川同友会では2月8日に「神奈川県中小企業家同友会50年史」発刊を記念した、50年史発刊記念講演会が開かれ、会員企業・外部から50名の参加の中行われました。

 開会あいさつを(株)バニーフーズ代表取締役の高橋良治氏(神奈川同友会代表理事)が務め、今回の50年史編纂に尽力した神奈川大学名誉教授の大林弘道氏へのお礼を述べました。

 報告では、横浜乾物(株)会長の斉藤秋造氏と大林氏の2名が報告。斉藤氏からは40年の歩み、50年史編纂の経験から、発足当時の神奈川同友会の特徴や自身と同友会の関係について報告。「本音で語り合えるところが同友会の真髄です。同友会の仲間からいろいろな反省や気づきを与えられたことによって、今のわが会社があります」と話しました。

 大林氏は、同友会が周年史を発刊することの意義に始まり、神奈川同友会の先見性と会員・事務局への期待を報告。「同友会運動は中小企業家が悩みながら創ってきた運動です。それは常に自らを省み、新たな一歩を進める運動です。そのためにも同友会は周年史を作り、足跡を残すことが必要です」と報告しました。

 その後グループ討論にて参加者それぞれの感想交流を行い、発表。また当日参加者から、会暦が20年以上の参加者よりおのおのの神奈川同友会の思い出を発表しました。

 最後に、まとめを(株)総合環境分析代表取締役の石渡裕氏、閉会あいさつは(株)ワイズ・インフィニティ代表取締役の小林雅人氏が務め、石渡氏から「これまでの50年の経験を生かし、これからの60年、70年を“発展した”と言われる神奈川同友会へとしていきましょう」とまとめました。

 50年史では神奈川同友会発足から現在に至るまでの運動の歴史、そして多くの会員からの寄稿が掲載されており、大林氏の報告の通り、省みるべき歴史と多くの会員の経験が集積された1冊です。

 50年史は神奈川同友会事務局で注文が可能です。TEL:045―222―3671(頒価:2000円)

「中小企業家しんぶん」 2016年 3月 5日号より