産官連携で県内の経済活性化を【愛媛】

愛媛県経済労働部産業支援局と懇談会

 7月12日に愛媛同友会会議室にて愛媛県経済労働部産業支援局と愛媛同友会との懇談会を初めて行いました(=写真)。

 産業支援局からは関口訓央支援局長、経営支援課の八木一成課長、佐伯浩一主幹、重松政史金融係長、魚住茂男商工団体係長が参加。同友会からは、平野啓三代表理事、杉本太一代表理事、篠原治行副代表理事、鎌田哲雄専務理事、米田順哉副専務理事、曽我亘由愛媛大学教授(愛媛同友会会員)、伊井達哉事務局員が参加しました。

 冒頭、関口訓央支援局長と平野啓三代表理事の開会あいさつに始まり、八木一成課長、重松政史金融係長から愛媛県が行っているさまざまな中小企業支援施策について説明がありました。

 その後、米田順哉副専務理事から愛媛同友会の組織ならびに方針、東温市や松山市と共同で取り組んでいる中小企業振興基本条例運動やキャリア教育の取り組みの説明を行いました。

 続いて、愛媛同友会と愛媛大学が共同で行っている景況調査(略称:EDOR)の4~6月期の概要報告が曽我亘由愛媛大学教授からありました。

 質疑では、長期的な開業率の低下と自営業の減少で雇用の受け入れ先が広がっていない問題や資金調達をテーマに議論が交わされました。

 県ではさまざまな金融施策を実施していますが、中小企業と金融機関による融資などの現場では困っている中小企業に手が届いていないこともあるのではないかとの事例など、支援策の具体的活用について予定の時間を超える活発な意見交換を行いました。

 おおいに盛り上がった今回の懇談会を受けて年2回の懇談会を開催することが申し合わされました。

愛媛同友会

「中小企業家しんぶん」 2016年 8月 5日号より