アベノミクスの中小企業支援策に関する調査を発表【滋賀】

第15回報道関係者との懇談会開催

滋賀同友会

 滋賀同友会は10月4日に琵琶湖ホテルで報道関係者との懇談会を開催し、報道関係より6名、滋賀同友会より14名が参加しました。滋賀同友会は年に1回報道関係者との懇談会を行い、今回で15回目になります。

 高橋信二滋賀同友会政策委員長を司会に開会され、最初に、蔭山孝夫代表理事より「アベノミクスで都市と大手企業は潤っていますが、中小企業は自力で地域経済を支えています。報道関係の皆さんとは、日常的に情報交換させていただき、中小企業が地域で果たしている役割を広く県民に伝えていただければ幸いです」とあいさつしました。

 その後、滋賀同友会の取り組みとして、第27回滋賀県経営研究集会の概要を蔭山大輔理事・研究集会実行委員長が紹介。田井勝実理事・ユニバーサル委員長より2019年に開催予定の障害者問題全国交流会に向けた「職場見学・体験受入れ賛同企業マップ」の取り組みを紹介しました。

 次に、「アベノミクスの中小企業支援に関する調査」について廣瀬元行滋賀同友会専務理事より120社から回答を得たアンケートの集計を示しながら「アベノミクスの恩恵があった企業は27%にとどまっています。滋賀は従業者が20人未満の企業が90%を超えており、中小企業家と向き合い一緒に考える伴走型の取り組みを進めないと成果が出にくい」ことを報告しました。

 また、「中小企業支援施策活用企業報告」を立石豊(株)シンコーメタリコン代表取締役が自身の取り組みをふまえ報告。そして、第13回近畿圏青年部合同例会について石川朋之理事・青年部幹事長より紹介がありました。

 報道関係者からは、この間の円高による経営やグローバル化による国内市場の影響、日本企業の国際化の実態などについて意見が交わされました。

 このあと、もう一歩裃を脱いだ交流を図るために、懇親会を行いました。時事通信社大津支局長の寺沢健之氏より乾杯の発声があり、杯を交わしながら親睦を深めることができました。

「中小企業家しんぶん」 2016年 10月 25日号より