連載第2回【2019年5万名達成を】同友会の立ち位置にふさわしい「質と量」

 中同協では設立50周年となる2019年へ向けて全国会員数5万名達成を掲げています。本連載では中同協正副会長からの会員拡大に向けたエールを紹介します。第2回は広浜泰久・中同協幹事長です。

 「わが地域に中小企業振興基本条例を作りたいのですが…」というご相談を中同協や各同友会で受けることがあります。それだけ同友会の立ち位置が重要なポジションになってきたとも言えます。

 しかし、そのご相談に続いて「ところでわが地域に同友会の支部はあるんですか?」「会員にはどんな方がいらっしゃるんですか?」という質問があったとき、「支部はないです。会員はいません」とは絶対に言いたくないですよね。やはり変化してきた同友会の立ち位置にふさわしい「質と量」が必要。地域に責任の持てる同友会でなければなりません。2019年5万名達成は必須事項です。

 そのために必要な会員増強、これには同友会としての総合力が問われています。どれほど多くの会員が学びの実践から大きな成果を出しているか。地域づくりのために行政などと力を合わせてどこまで貢献しているか。地域からの人材雇用。情報化や外部発信。同友会を支える役員や事務局の育成。そして、それぞれどこまで真摯(しんし)に仲間づくりに取り組んでいるのか。こうしたことすべてが「会員増強」につながっています。それぞれの運動を担っているみなさんのご活躍がますます期待されているところです。

 同友会の運動は「すべての人が、その素晴らしさを発揮できる社会づくり」につながるもの。私自身はそう確信しています。「3つの目的」「自主・民主・連帯の精神」「国民や地域と共に歩む中小企業」という同友会理念に誇りを持ち、できる限り多くの方々とともに、その実践に取り組んだとき、確実にそうした社会が見えてくるはず。

 2019年5万名をめざして共にがんばりましょう!

中同協幹事長 広浜 泰久

全国の会員数 (2017年6月1日現在)

「中小企業家しんぶん」 2017年 6月 15日号より