ダイバーシティー部会発足「人を生かす経営」の追求をめざして【鹿児島】

 2017年5月、政策委員会内にダイバーシティー部会が発足しました。

 同友会の「人を生かす経営」をめざした共同求人・社員「共育」・経営指針の学びはこれまで鹿児島同友会の活動として行ってきましたが、障害者問題に関してはありませんでした。障害者問題を含めジェンダー、差別問題、高齢者・母子家庭雇用問題などの包括的な学びの場としてダイバーシティー部会が発足する運びとなり、部会ではこれまでに「障害者雇用」に関するテーマの例会を2回開催しました。

 例会では、一般的に企業は「顧客や効率性」に意識が向きますが、障害者雇用をしている企業は「人」にフォーカスしている部分が大きく、あまり型にはめない「この人の強みをどう引き出すか」などに力を入れていることを学びました。これまでの同友会の学びの切り口とは異なり、ダイバーシティー部会の取り組みを深めると、「人を生かす経営」のヒントになるものが、数多く見つかり、「経営の価値」とは何なのかを考えさせられると参加者から意見が寄せられました。

 今後も全国各同友会の委員会とも交流を行い、学びを深め、「人を生かす経営」を追求していく予定です。

「中小企業家しんぶん」 2018年 4月 5日号より