設立60周年を越えて新しい旅立ちへの指針を描こう 創立60周年記念・第65回定時総会【東京】

小池都知事、安藤中小企業庁長官を迎え、新たな旅立ちを決意!

 3月16日に東京同友会第65回定時総会が、アルカディア市ヶ谷にて239名の出席で開催され、同時に創立「60年史」も発表されました。

 冒頭、三宅一男代表理事の主催者あいさつにつづき、広浜泰久・中同協会長より来賓のあいさつがありました。2017年度活動のまとめ(案)、中小企業を取り巻く情勢(案)、「設立60周年を越えて新しい旅立ちへの指針を描こう」をスローガンとする2018年度重点活動方針(案)、予算決算、総会決議(案)などが提案され承認されました。

 また、従来の10年会員と増強功労の表彰に加えて今年は30年、40年会員の表彰も行いました。

 また60周年を記念して、小池100合子・東京都知事が祝辞を述べました。小池知事からは「経営環境が目まぐるしく変わるときだからこそ皆様方の創意工夫や、よい経営方針が花開くチャンスであると思います。東京としては東京2020オリンピック・パラリンピックをいかに成功させるか、ここを1つのスプリングボードとしています。この成功は成熟都市東京を持続可能にしていくこと、超高齢社会にむけても目標が重なります。また、2025年に人口がピークアウトすることを踏まえて、そのあと東京というメガシティーをどう引っ張っていくかを考えているところです。まず何よりも経済が健全であることが大切です。皆様方には経営への強い思い、新しい技術を作り上げるリーダー役として60年の経験をバネにさらに伸びていかれることを期待しております」と力強い激励のあいさつがありました。

 また、記念講演は、「中小企業の展望と期待~2025年問題を超えて~」と題し、安藤久佳・中小企業庁長官が講演しました。豊富なデータをもとに講演し、参加者にとって学ぶところの大きい記念講演となりました。

 懇親会には多数の来賓が参加し、創立以来の60年を懐かしの名曲で振り返るなど充実した総会となりました。

「中小企業家しんぶん」 2018年 4月 5日号より