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中小企業が地域を守る

連載第14回【2019年5万名達成を】

 中同協では設立50周年となる2019年へ向けて全国会員数5万名達成を掲げています。今回は小暮恭一・中同協共同求人委員長(東京同友会理事)からのエールを紹介します。

 2018年7月。企業の採用意欲とは裏腹に、採用の成果があがらないジレンマが企業にのしかかっています。採用担当者にとっては、大変な苦況を呈している状況です。いろいろと活動の工夫はしてみるものの、反応芳しくない学生に打つ手が見つからない。全国の共同求人活動においては、学校との連携で学生に接近していますが、なかなかよい成果が得られないという現実に直面しています。

 採用なくして社員なし。社員なくして企業活動なし。そして企業活動なくして地域の発展なし。しかし、地域の経済を担うべき中小企業の、存続にかかわる経営課題でもあるこの採用が、今大変に難しい時期を迎えています。

 このような時代を背景に、昨今、共同求人活動は少しずつ拡大しています。苦しい時期ではありますが、われわれは中小企業家同友会の本来の目的を忘れずに活動できる組織でありたいです。

 採用だけを目的にテクニックに走り、その先の「よい会社をつくる」ことを追求するという、共同求人の本質を置き去りにしてはいけません。各地で行われる共同求人では、同友会の目的とする「よい会社」としての存在価値を高め、「この会社に入りたい」という地域のファンを増やし、その結果がおのずと採用に結び付く、そのような仕組みを作っていきましょう。よい会社づくりの本質を追求することで、企業価値を高め、地域を盛り上げ、人が集まるという循環が生まれる。このような仕組みづくりを叶えるのが、中小企業家同友会であると確信しています。さらに言うなら、地域のファンが増えることで、徐々にではありますが、企業同士の仲間づくりにつながっていくと考えています。

 同友会活動を体験し活動のめざすところを知ることで経営者としての学びはできますが、経営実践なくして社会貢献は生まれません。人を生かす経営は経営実践の中にその神髄があると言えます。

 地域で若者を育て、採用しその才能を社会に生かしていくことが、企業活動の継続となり、併せて地域経済の活性化につながります。中小企業が地域を守るといっても過言ではありません。この信条を貫いているのが中小企業家同友会です。同友会理念を知り、その活動を知ることで、われわれ会員が自らの学びと実践を通じ、日本経済を担う社会活動の実現をめざしていることを理解していただけるでしょう。

 「国民や地域と共に歩む中小企業」を理念に掲げ、地域振興に必要な活動を宣言し推し進めている団体を、ほかに知りません。今の日本に無くてはならない存在であると確信しています。日本の地域振興は、この活動を進める多くの仲間によって実現できます。仲間は一人でも多い方がよいのです。同友会がめざすところを実現するために、多くの仲間を集い、5万名会員達成を実現しようではありませんか。

中同協共同求人委員長/東京同友会理事 (株)エムソフト取締役会長 小暮 恭一

「中小企業家しんぶん」 2018年 8月 15日号より

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