同友会で楽しむことを【2018北海道・東北ブロック支部長・地区会長交流会】

 9月6日~7日、青森県青森市で「2018北海道・東北ブロック支部長・地区会長交流会」が開催され、6同友会・中同協から61名が参加しました。

 9月6日未明に発生した北海道胆振東部地震の影響により北海道同友会参加予定の8名が欠席となったことから、冒頭の開会あいさつでは藤田光夫氏(中同協副会長・福島同友会理事長)より、東日本大震災にて被災した1人として心配していること、「東北ブロックのみの交流会となるがよい交流会にしよう」と述べました。

 1日目の事例報告(1)では「小グループ活動から見えてきた成果と課題(仲間づくり)」をテーマに、青森同友会の久慈壽・(株)幾久屋代表取締役(前・八戸支部長)と岩岡隆雄・(株)岩岡代表取締役(現・八戸支部長)が、退会者を1人でも無くしたいとの思いからより多くの会員を主役にしていくための小グループ活動の取り組みを報告しました。

 事例報告(2)では「支部づくり・企業づくり・自分づくり~共に成長できる環境をめざして~(支部づくり)」をテーマに、岩手同友会の瀬川峰雄・紫波環境(株)代表取締役(紫波花巻支部長)が、同友会で役を引き受けたこと、学んで実践したことが自分自身の成長につながり、業界、地域参画へつながった取り組みを報告しました。

 2日目の特別報告では藤田光夫氏が「同友会で学んで実践!~同友会に入会して実質10年、色んなことを学べました~」をテーマに報告を行いました。

 最後に、鍋島孝敏・宮城同友会代表理事より、(1)どのような企業づくりをするかが先でそれを実現するための支部、地区活動であること、(2)支部長、地区会長の役割は企業づくりに尽きること、(3)例会づくりは企業づくりそのものであることの3点に触れ、「同友会疲れという言葉を禁句にして、同友会で楽しむ(自社にプラスになるという意味)ことを支部長、地区会長が味わっていきましょう」と2日間のまとめを行い、閉会しました。

「中小企業家しんぶん」 2018年 10月 5日号より