広報委員こそ同友会理念の体現者たれ【中同協第1回広報委員会】

 9月18~19日、香川・高松で第1回中同協広報委員会が開催され、17同友会および中同協から56名が参加しました。今回は初めて1泊2日での委員会を開催しました。

 最初に明石光喜・香川同友会代表理事より開催地を代表してあいさつがありました。次に、加藤昌之・中同協広報委員長があいさつしました。新年度の体制として、委員長に加藤氏(愛知)、副委員長に内田勲氏(東京)、宇佐見孝氏(愛知)、貞池龍彦氏(福岡)の3名が就任することを確認しました。

 1日目は実践報告・問題提起として、中山英敬・中同協幹事長より報告があり「広報の役員こそ同友会理念の体現者たれと思います。同友会の魅力を伝える広報委員の皆さんこそ同友会理念を深く理解し、実践してほしい」と広報委員会への期待を述べました。

 次に、加藤氏より自身の企業経営と広報・同友会活動を振り返り「企業と同友会の不離一体の取り組みを増やしていくこと。また、主体的に活動する人材づくり=『語り部』を増やしていくこと。これが重要です」と呼びかけました。グループ討論の後、宇佐見・中同協広報副委員長よりまとめがあり、1日目を閉会しました。

 2日目は、中同協50年史や「中小企業家しんぶん」のアンケート、「中同協誌」のリニューアル、『共に育つ』の発刊などを報告。また、情報化推進本部からの報告として(1)DOYUNETなど中同協ホームページ全ページの通信暗号化(常時HTTP化)、(2)e.doyuスマホ版、(3)「同友会活動におけるインターネット活用上のヒント」改訂について確認しました。

 7月に宮城で行われた第50回定時総会の分科会概要について報告者の内田氏より報告があり、各同友会の実践報告として愛媛同友会の報道懇談会の取り組みを武田正輝・愛媛同友会広報情報化委員長が報告しました。武田氏は定期的な懇談会の内容を紹介し、「地域にこれだけ輝く中小企業があることを伝えていける、後押しできる広報活動をめざしていきます」と意気込みを語りました。

 最後に、加藤氏から「広報とはパブリックリレーション(PR)、人間関係づくりです。企業も同友会も商品(理念)をどのように広げていくのかは人間関係づくりで決まります。だからこそ、広報の結果は会員増強に表れるのです。多くの課題の一つひとつを広報の問題としてとらえて解決策を導き出してほしい」と2日間の委員会を締めくくりました。

「中小企業家しんぶん」 2018年 10月 15日号より