ものづくりの連携を考える (株)浜野製作所とガレージスミダを視察【中同協企業連携推進連絡会】

 10月29日に中同協企業連携推進連絡会が東京で開催され、4同友会と中同協から16名が参加しました。

 今回は(株)浜野製作所とガレージスミダを訪問し、浜野慶一代表取締役CEOの実践報告に学びました。

 冒頭、豊岡敬・中同協企業連携推進連絡会代表は、「以前、浜野氏が所属する東京同友会墨田支部と大阪同友会東大阪西支部との交流から始まり、ものづくりや企業づくりに学んできました」とあいさつしました。

 浜野氏の実践報告では、会社を事業承継して、2000年に隣家のもらい火から工場兼自宅が全焼。そのときには取引先4件で1名の社員でした。そこから資金を確保し、短納期の依頼をさらに半分の納期で納品するなどしてお客様を増やしていったこと。経営理念を策定し、その追求をしてきたことなどを報告。ものづくりの連携では電気自動車HOKUSAIや深海探査機の江戸っ子1号のプロジェクトの取り組み、そして起業家を育成するインキュベーション施設のガレージスミダを立ち上げ、そこからスタートアップした企業は世界で活躍するベンチャー企業になっているなどの事例が紹介されました。

 見学後、感想や質疑応答を行い、今後のものづくりの連携について意見交換し、企業連携アンケートの内容などを確認しました。

「中小企業家しんぶん」 2018年 11月 15日号より