会全体で歓迎するため一本化~新入会員オリエンテーション【富山】

 富山同友会は昨年度、新会員オリエンテーションをリニューアルしました。

 ここ数年間、支部単位で開催してきたオリエンテーションを会全体で新会員を歓迎する機会にすべく一本化、総務委員会が担当し名称も「新会員入会式」と改めました。

 5・8・11・2月の計4回、理事会の開催日に併せて開催しており、理事は理事会終了後そのまま入会式に臨むというスタイルです。

 これまでもさまざまな内容・形式で行ってきましたが、近年はオリエンテーションを開催できない支部があったり、内容面でもバラつきが大きくなっていました。増強の「強」の部分の最初の入口として、改めて入会式を重視、新会員に同友会を理解してもらいスムーズに活動に参加してもらえるように、と話しあいを重ね今回の変更に至りました。

 8月25日、富山問屋センターにおいて、今年度2回目の入会式を開催し、新会員6名、理事含む既存会員22名の計28名が集まりました。

 近江清・富山同友会代表理事の歓迎のあいさつに始まり、同友会の考え方や組織・活動内容の説明の後、「私と同友会」と題し、澤田慎之介氏(十全美装(株)代表取締役社長、2014年入会)が入会から現在までを振り返り、自身と同友会とのかかわりを語りました。

 続いて情報化推進本部によるe.doyuの使い方の解説があり、スマホなどを使ってその場でログインしてもらう時間も設けました。推進本部委員と新会員が一緒になってスマホやパソコンを操作しながらe.doyuを体感してもらい、「メールがたくさん届くけどよくわからず放置していた。これで出欠の返事が出せそう」といった新会員の声も多く、実際に新会員のe.doyu利用率(ログイン率)は上がっています。

 さらに、県下7支部の支部長からの熱烈歓迎の言葉と当面の活動内容のアピールへと続き、最後に近江代表理事が新会員一人ひとりに、期待の言葉とともに会員章を手渡し、1時間15分の入会式を閉会しました。

 リニューアル後の入会式参加率は以前より10%程度上昇して79%。これを100%にしたいとさらに内容や取り組みを検討しています。残念ながら参加できなかった会員には年度終了後に所属支部の役員が訪問して資料を手渡したり、入会式の当日、新会員とさっそく懇親の場を設定するなど各所でさまざまな変化が出てきています。「増える組織、減らない組織」をめざす今後の展開が期待されます。

「中小企業家しんぶん」 2018年 11月 15日号より