共に運動のグランドデザインを描く~中同協九州・沖縄ブロック 代表理事・事務局長研修交流会&代表者会議

 中同協九州・沖縄ブロックは、11月1~2日の1泊2日で、昨年に続き2回目となる「2018年度代表理事・事務局長研修交流会・代表者会議」を大分で開催しました。

 冒頭、中村高明・中同協副会長は、ブロックのこれまでの活動の積み重ねと現在の到達点にたち、(1)ブロックの運動を展望し、進むべき方向の確認、(2)代表役員の役割と姿勢を確認し、事務局づくりを含めた運動のグランドデザインを描く、(3)2019年中同協5万名と九州・沖縄ブロック8000名達成をめざして学びあいましょうとあいさつしました。

 1日目は「企業経営と同友会運動は不離一体~推進の要は事務局との信頼関係づくり~」をテーマに、山城真一・中同協副会長((株)サンフォート代表取締役・徳島同友会代表理事)と佐々木雅信・徳島同友会事務局長が報告しました。

 報告では、徳島同友会の「労使見解」「連続増強」「共に育つ」にこだわり、組織と仕組みづくりを生かして取り組んだ実践報告がありました。続いて、「宮崎同友会ビジョン30th豊かな未来をひらく~中小企業は地域のインフラ~」について、結城美佳・宮崎同友会事務局長から、作成の背景や経過を『ビジョンをつくろうプロジェクト通信(1号~23号)』に基づき3年間の取り組みの報告がありました。

 グループ討論では、「代表役員・事務局長が共に運動のグランドデザインを描く」をテーマに討論し、企業や地域のグランドデザインを描き、運動のグランドデザインを描くこと、地域課題を経営指針に盛り込んで実践していくことも重要と学びあいました。

 2日目は、ブロックで実施した「事業承継アンケート」の集計結果と記者発表、会員増強の進捗管理、条例の活動などを協議し、地域内の経済循環を促進している釧路市の取り組みの事例が紹介されました。

 その後、当面のブロック活動の確認とともに、各同友会の現状と課題を報告し、相互交流を図りました。

「中小企業家しんぶん」 2018年 11月 25日号より