5万名へ~ひらめきと情報力を 全国事務局長会議と新事務局長研修交流会【中同協】

 12月13~14日、大阪のホテルフクラシア大阪ベイで全国事務局長会議が開かれ、45同友会と中同協から53名が参加しました。

 1日目は「2019年度5万名へ向けて」として、林隆史・東京同友会事務局長と多田直之・愛知同友会事務局長が会員増強や組織づくりの取り組みを報告。グループ討論は同友会の規模別に行われ、地域や役員の特性を生かした内容など経験交流しました。

 また、グループごとに「全国的な入会候補者紹介運動の具体化」キャンペーンのためのキャッチコピーを検討し、「広げよう同友の輪、つくろう豊かな未来」「同友会はお互い様! 紹介しあって5万名!」など、ユニークなコピーが提案されました。1月の第3回中同協幹事会で決定します。

 続いて同友会運動の将来展望について、中山英敬・中同協幹事長から「運動の現状と課題」として問題提起があり、特に同友会づくりでは役員の歴史と理念の継承、事務局の安定と成長のための雇用改革、会員データベースの整備について具体的な提起がありました。

 そのほかの議題で、中同協第51回定時総会議案骨子や事務局の労働環境整備への具体的対応などが提示されました。

 2日目の大槻眞一・元阪南大学学長による「第4次産業革命と中小企業~同友会事務局長への要望」と題した講演では、中小企業の連携で新たな展開が生まれていることが紹介され、事務局に「ひらめき」と「情報力」が求められていると期待が述べられました。

 午後からは「新事務局長研修交流会」が開かれ、16同友会と中同協から23名が参加。「私と同友会~事務局長としての想いと現実、そして課題」と題して、源田敏彦・広島同友会事務局長と輿石領史・山梨同友会事務局長が報告し、参加者はグループ討論で課題や悩みを交流し、実践へ向けて学びあいました。座長の宮下幸雄・香川同友会事務局長は「走りながら身支度を整える。丁寧な仕事をすることが大切」とまとめました。

「中小企業家しんぶん」 2019年 1月 15日号より