女性部会の意義・目的を受け継いでいく~女性部会30周年記念誌発行に寄せて【富山】

 1980年富山同友会設立から5年後、国際婦人年であった1985年に女性部会(当時は婦人部)設立準備会がスタート。後に女性部会長となる女性理事と事務局が熱心に会員の夫人や女性経営者をお誘いし、会員数28名(女性経営者8名・経営者夫人20名)で1987年に第1回総会を迎えることができました。

 このたび女性部会30周年記念誌を発行するにあたり、女性部会の歩みを記録として残すことはもちろん、設立時の思い(創業の精神)や大切にしてきた考え方(意義・目的)を、もう一度再確認することで、私たちのこれから進むべき道を示したい、という思いがありました。その思いは「女性部会設立30年、その原点と歩み」「想いをつなげていく」「前へ!」というタイトルにも込められています。

 そして、表と裏は葉っぱ色のやさしいグリーン、内側は富山県花であり富山女性部会のマークでもある「チューリップ」が色とりどりに咲き誇る、全頁オールカラー仕上げになっています。

 製作を進めるうち、女性部会の先輩たちが、過去いくつもの困難をしなやかにたくましく乗り越えてこられたこと知り、「ここぞ」という時だけではなく「常にやり続ける」ことの大切さをひしひしと感じました。

 富山同友会女性部会の意義・目的「企業経営に携わる女性たちが同友会理念に基づき、互いの立場と体験を尊重しながら謙虚に学びあい人間的に高まりあうことをめざし、学びあう場になること」を大切に受け継ぎ、新たな一歩を力強く踏み出していきたいと思います。

富山同友会女性部会30周年記念誌製作委員長
(有)源七 取締役専務 窪田 琴美

「中小企業家しんぶん」 2019年 2月 5日号より