企業経営に活用できる機関紙へ「中小企業家しんぶん」・中同協ホームページのアンケート結果

 中同協では「中小企業家しんぶん」・中同協ホームページ「DOYUNET」に関するアンケートを実施しました。アンケートは2018年11月~2019年2月の期間で、各同友会の実状に合わせて、e.doyuなどのグループウェアを用いて実施しました。今回は16同友会から1167名の回答があり、前回より9同友会814名の減少となりました。

 回答者の属性としては、40~49歳が39%と最も多く、50~59歳が32%となっています。「1カ月に1回以上」例会などの同友会の行事に参加している回答者が62%で、半年~1年に1回程度が10%、1年以上参加していない人は4%となっています。

 「中小企業家しんぶんをお読みになっていますか」の回答では「毎回読む」が40%、「ときどき読む」が35%、と7割以上の人が読んでいることになり(図1)、「所属の同友会の機関紙をお読みになっていますか」では「毎回読む」が50%、「ときどき読む」が33%と所属している同友会の機関紙が親しまれていることがわかります。

 「中小企業家しんぶん」への評価では、「よい」が45%、「どちらでもない」40%となり、特にレイアウトでの評価が厳しい傾向にあり、見やすい紙面づくりが求められます。

 どのような企画を参考にするか(複数回答)については、「社員教育」(53%)、「採用や人材不足」(44%)、「経営指針の実践」(43%)の順に割合が高く、「東日本大震災からの復興」(4%)や「文化面」(7%)などが低い傾向にあります。また、「中小企業家しんぶん」の活用に関する自由記述では、「企業経営に生かす」といった記述が多く、同友会活動よりも企業経営の情報誌として読まれていることがわかります。自由記述では「他社の経営と自社を比較して取り組める部分は実践する」「講演やセミナー、朝礼での題材にする」「幹部や社員と記事を共有している」などさまざまな活用がありました。

 「中小企業家しんぶん」への意見や要望としては、記事や企画内容への意見がある中、紙媒体だけでない電子媒体での発信に関する意見もあり、今後併用した発信を検討していきます。

 今回は、初めて中同協ホームページ「DOYUNET」についてもアンケートを行い、「DOYUNET」を閲覧したことがある回答者は44%となりました(図2)。所属の同友会のホームページの閲覧については「ある」の回答が79%となり、中同協として何を発信すべきかを検討する必要があります(図3)。

 評価では「どちらでもない」が60%、「よい」が30%となり、評価の意見としては、企業検索や行事の日程確認で利用している傾向が見える一方、情報が煩雑で見にくい・古いなどレイアウトへの意見が多数ありました。

 メールマガジン「DoyuNews」については「毎回読む」10%、「ときどき読む」が35%と広く会員に認知してもらう工夫や取り組みが必要です。今後、「中小企業家しんぶん」との連携も強化し、より活用されるメールマガジンの形を模索していきます。

 意見や要望では、「活用の仕方を伝えたほうがよい」「認知度が低い」という意見があり、今後普及に向けての情報発信を重視したいところです。

 「中小企業家しんぶん」・中同協ホームページ「DOYUNET」についてのアンケートへのご協力ありがとうございました。この結果を今後の紙面づくりやホームページのリニューアルなどに生かします。

(編集部)

「中小企業家しんぶん」 2019年 3月 5日号より