交流会や手引きについて議論【中同協障害者問題委員会】

 3月1日、埼玉で中同協障害者問題委員会が行われ、27同友会と中同協から48名が参加しました。

 冒頭、比嘉ゑみ子・中同協障害者問題委員長があいさつし、議事を進めました。

 最初に、10月17~18日に滋賀で開催される第20回障害者問題全国交流会の概要と当日発表する宣言の骨子を確認し、次に、作成を予定する「障害者問題委員会の手引き」について報告しました。

 「国の政策に対する中小企業家の要望・提言」の内容、また、長崎で開催された第49回中小企業問題全国研究集会の第6分科会についての報告と感想、7月4~5日に東京で開催される中同協第51回定時総会の障害者問題委員会関連分科会について、安部征吾氏((株)大分デバイステクノロジー、大分同友会会員)に報告をお願いすることを確認しました。

 参加者から自身の同友会の活動と今後の方針・課題を報告しました。山梨と島根の同友会からは障害者問題委員会設立をめざす報告があり、全国への広がりを見せています。

 グループ討論に入る前に、比嘉氏から「(1)全国に委員会を設立すること、(2)『人を生かす経営』を軸に4委員会の連携を強化し、経営指針に障害者雇用を位置づけること、(3)1社が1人、障害者雇用を担える中小企業にすること」の3点について問題提起がありました。

 グループ討論では、交流会の宣言と「手引き」、要望・提言の内容について活発な意見交換が行われました。最後に、河合浩史・中同協障害者問題副委員長がまとめを行い、閉会しました。

「中小企業家しんぶん」 2019年 3月 25日号より