社会人として、成長を誓う~2019年度合同入社式・新入社員研修会【福井】

 3月30日、福井同友会主催の2019年度合同入社式・新入社員研修会を県国際交流会館で開催しました。

 12社から21名の新入社員が期待と不安を胸に、新しい生活への一歩を踏み出しました。合同入社式には、来賓をはじめ同友会会員ら計52名が出席しました。

 中小企業の人手不足感が強まる中、人材確保や育成、定着に向け企業の枠を超えた新入社員の交流や同期意識の形成を目的として企画しました。

 古市恭也・福井同友会代表理事から「社会でかかわる人は、年代も考え方も幅広い。まずは相手の意見を受け入れて、その上で自分の考えを付け加えて発言することが重要」とアドバイスがありました。

 新入社員一人ひとりの名前を読み上げ、代表してイワイ(株)の川上日菜乃氏に岩井保之代表取締役が辞令を手渡しました。川上氏は、サッカー選手としての14年間の競技生活に触れ、「忍耐力を培ってきた。常に向上心を持ち、失敗を恐れず何事にもぶつかっていきたい」と力強く宣言しました。

 続けて、参加企業の経営者から一斉に、それぞれの新入社員に辞令を手渡しました。

 合同入社式に参加した経験を持つ先輩社員、北陸トラック運送(株)の竹内淳貴氏は、「失敗は誰もが通る道。失敗から学び成長しましょう」と呼びかけ、(株)米五の岡希氏も「周囲の人にたくさん質問して学びましょう」と励ましました。

 その後、「最高の明日をつくろう」をテーマに賀川泰成・福井同友会副代表理事による記念講話がありました。

 同期入社のつながりを深める昼食懇談会では、会員もグループに加わり交流の機会としました。新入社員からは、「同じスタートラインに立っているほかの企業の方がいることを実感し、心強くなりました」と感想がありました。

 午後からの研修会では、福井社労士事務所代表の初瀬川達郎氏を講師に「新入社員が組織で活躍するために知っておくべきこと」を学びました。

「中小企業家しんぶん」 2019年 4月 25日号より