同期とのつながりで切磋琢磨~2019年度新入社員研修会【茨城】

 茨城同友会は、4月4日に水戸市で新入社員研修会を開催し、13社から39名のフレッシュな新入社員が参加しました。神奈川同友会の協力で2014年から開始した新入社員研修会も6年目を迎え、今年は過去最高の参加人数となりました。

 金井雅明・茨城同友会社員教育委員長が主催者を代表してあいさつし、「同友会は会社の経営者が仲間と共に常に学び、そして学んだことを実践しています。今日から皆さんは同期です。皆さんも、自ら考え、学んだことを自社に持ち帰って実践し、同期同士切磋琢磨していってください」と激励しました。

 コミュニケーションの研修の中では、「ジョハリの窓」について学び、相手に自分を知ってもらうためにまずは「自己開示」をし、自分自身をより知るために相手から「フィードバック」をもらう、この積み重ねが自己理解を深め、自らに気づきを促すということを学びました。

 また、ただ聞くだけの研修ではなく、「チームの一員として行動すること」をテーマに、実践型のグループワークを行いました。初めて顔を合わせた参加者同士、始めは緊張している様子でしたが、グループでのワークを通して徐々に打ち解け、それぞれがチームの一員として1つの目標に向かって全力で課題に取り組みました。

 あいさつや言葉遣い、名刺交換、電話対応など、社会人として必要なビジネスマナーの習得では、実践を交えながら真剣に学び合いました。

 研修の最後には、「明日への約束」として、社会人としてのこれからの決意を一人ひとりが力いっぱい表明しました。

 受講生からは「社会人としての意識を初めてきちんと学ぶことができた。その意識を習慣化していく」「長いようでとても短く感じるほど『学び』が多い1日だった。1つひとつの学びを自社に持ち帰って実践し、『会社をより深く知る』ということにも取り組んでいきたい」「研修を通して改めて社会人になったことを自覚した」「自社に同期がおらず不安を感じていたが、他社に同期とのつながりを得られてうれしかった」との感想がありました。

 会場を移しての同期会では、更に親交を深め、経営者からもこれからの社会人生活へのエールが送られました。

「中小企業家しんぶん」 2019年 5月 5日号より