笑顔で社会人としての第一歩~合同入社式と新入社員研修会開催【秋田】

 秋田同友会は、4月1~2日に「2019年合同入社式」と「新入社員研修会2019」を開催しました。参加企業は13社。新入社員22名、経営者・幹部社員の出席もあわせて総勢29名で、緊張感の中でも笑顔があふれる開催となりました。

力強く語られた決意~秋田の会社で働き、秋田で生きる

 合同入社式では、入社2年目の先輩、昨年の合同入社式に出席していた佐藤夏子さん((有)日野)から激励の言葉が贈られました。新入社員代表からの決意表明は深澤龍大史(たつひと)さん((株)斉藤光学製作所)が壇上に立ちました。深澤さんは「生まれ育った故郷で、共に汗を流し困難を乗り越えて秋田県の発展に貢献できるように、また、社会人として成長できるように精進してゆく所存であります」と力づよく決意を述べ、経営者全員を感動させました。また、合同入社式は地元テレビ局に取材を受け、夜のニュースでも報道されました。

 研修会は、1日目が「コミュニケーションゲーム」と「ブロックゲーム」でチームワークや模擬的な“仕事”を体験。2日目は「マナー研修」「先輩社員の体験報告」、グループワークを行いました。

 先輩社員として壇上に立ったのは入社4年目の石塚雛乃さん(太陽印刷(株)営業課主任)です。石塚さんも4年前は合同入社式と研修会に参加した新入社員でした。石塚さんは「失敗無しには、成長はありません。失敗しても先輩がフォローするので、臆することなく挑戦してください」と語り、不安でいっぱいの後輩たちを強く励ましました。新入社員の各グループからは、「挑戦」や「成長」などの目標と決意が明るく力強く発表されていました。

生きがいを感じながら働ける会社をめざして

 共同求人委員会と社員共育委員会では、2014年から毎年合同入社式と新入社員研修会を開催してきました。今回は6回目の開催になります。研修会開催後に開かれた両委員会でも「参加企業には、社員が生きがいを感じながら主体的に働ける社風や文化を育てていってほしい。そのためにも自由に語りあえ自主的に学び育ちあえる会社をめざして成長変化していることが大切」「社員のための研修であると同時に、その姿から経営者が何を学ぶかが大きなテーマ」などの発言があり、今後も、その点を主眼に研修会を開催してゆくことが確認されました。

「中小企業家しんぶん」 2019年 5月 5日号より