17年連続増強とSDGsのキックオフ 第24回定時総会を開催【徳島】

 徳島同友会は、4月19日徳島グランヴィリオホテルにおいて、第24回定時総会を四国ブロック3県からの参加も含め、104名で開催しました。

 第1部では、山城真一・徳島同友会代表理事より、「昨年度は全会員の協力のもと、青年部とこまつしま支部を設立し、16年連続増強を達成できました。その原動力となっているのは20期目に入った経営指針実践塾です。『労使見解』を学び経営指針を成文化した卒塾生が支部や委員会、部会で活躍しています。また、職業体験や教員の初任者研修、大学や高校での社長塾など教育にも積極的にかかわってきました。そのため、地域から支持され同友会は発展してきました」と過去10年を含めて総括しました。

 続いて新理事を代表して島隆寛・徳島同友会代表理事より「中同協の5万名会員達成に向けて、徳島でも17年連続増強をめざしましょう。また、今年から徳島同友会の2030年ビジョンを策定します。企業づくり・地域づくり・同友会づくりを共有していきましよう。自社の10年ビジョンについても策定し、同友会と自社経営を不離一体で実践していきましょう」と方針を提起しました。

 第2部では、「SDGs 持続可能な社会を目指す~地域から必要とされる会社づくり~」をテーマとし、パネルディスカッションで4名の会員より自社事業の取り組みを発表しました。

 その後「あなたのSDGsは何ですか?」をテーマにしたグループ討論では、自社事業と17のゴールを紐づけし、SDGsへの意識を高めました。

 第2部のまとめでは、米田茂総会実行委員長より、「17番目の目標である『持続可能な開発に向けて実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する』の実現に向けて実践します」と総会宣言を行いました。

 第3部の懇親会では、SDGsの一環として3010運動(食べ残しを減らすために、乾杯後の30分間と閉会十分前に集中して料理を楽しむキャンペーン)に取り組み、食品ロスゼロを実践しました。16年連続増強を達成した徳島同友会では、17年連続増強とSDGsの取り組みのキックオフとなる総会になりました。

「中小企業家しんぶん」 2019年 5月 15日号より