本質の議論で同友会の発展を【関東・甲信越ブロック支部長交流会】

 7月27日、東京で第11回中同協関東・甲信越ブロック支部長交流会が開催され、9同友会・中同協から50名が参加しました。

 冒頭、湯本良一・中同協副会長があいさつしました。

 次に実践事例として3名が報告しました。

 埼玉同友会彩北地区会会長の折原昌司氏(高砂製菓(株)代表取締役)は、地域に同友会を広げていくことを目的に深谷市を中心とする彩北支部の設立に尽力し、自分自身の成長につながったことを報告。

 東京同友会葛飾支部長の遠藤和夫氏((株)ケイワールド代表取締役)は、小規模でサロン化していた支部を変えていく中で、「地域の特徴や支部に所属する会員の特徴を把握し、人をつなげていくことが支部長の役割である」と話しました。

 神奈川同友会たま田園支部の阿萬太氏((株)東洋社代表取締役社長)は、例会スケジュールや希望者によるグループ発表など「たまでんローカルルール」という支部内での決まりを整備し、参加者増加へ向けた取り組みを報告しました。

 その後、「会員がいきいきと活動し増えて減らない支部となるために」をテーマに、参加者でグループ討論を行いました。

 討論発表では、「支部の会員の特徴をしっかりとつかむことが重要」「例会で何を持ち帰るかを幹事会で考える」「同友会理念の実現に向けて増強が必要」などの意見がありました。

 最後に、湯本氏が「支部長は活動の柱です。やり方の話ではなく、人と人のつながりはどうすれば深まるかなどの本質の話しあいをしてほしいと思います。また、仲間を増やしていくことは地域を変えていく力になります」とまとめ、閉会しました。

「中小企業家しんぶん」 2019年 8月 15日号より