50周年6000名会員達成をめざして奮闘 【北海道】

【各支部・地区会員増強の取り組み】元気な支部・地区を増やし5万名会員達成を!

 北海道同友会は、創立50周年に当たる11月22日までに、6000名会員達成をめざして会員増強に取り組んでいます。この4月から8月までの5カ月間で220名の新会員を迎え、純増は141名。会員数は5956名となり、過去最高会勢を突破しました。

 「6000名会員達成プロジェクト」がスタートしたのは昨年4月。開始時の会勢は5753名でした。各支部では、金融機関に同友会のポスターを貼ってもらうなどの広報活動も行い、増強活動を進めていきました。2018年度増強全国2位になった苫小牧支部や道北あさひかわ支部が早々に目標を達成するも、19年1月末の全道会員数は期首から12名の純増にとどまっていました。

 大きく変わったのは、2月14日の常任理事会からです。「今試されているのは役員と事務局員の熱意と本気度」と、代表理事会から率直な提起があり、(1)理事と支部役員は全員1人会員増強をする。(2)事務局員が外に出る時間を確保できるよう運営を見直す。(3)全会員に協力を呼びかける代表理事直筆の手紙を出すという方針を固め、翌月の理事会で確認しました。3月の入会は141名と爆発的に増え、18年度末会勢は5815名へ。増強運動の輪が全道に広がっていきました。

 山田修3組織企画委員長は「今年4月以降の入会数は前年同期比1・6倍、退会数は3割減です。代表理事や支部長が率先垂範することで役員が燃え、組織委員会と一体で動いた結果、増強が“運動”に発展していきました。半数の支部幹事が成果を上げると10月には6000名は達成できます」と期待を込めます。

 全国支部別会員純増ランキングでは、北海道の支部が1位から4位までを独占。増強運動のポイントにを聞きました。

札幌支部・純増74名(前川裕一幹事長)

 12ある地区会が魅力ある例会づくりに注力した結果、参加率が高まり、役員からの紹介が増えています。また入退会情報をリアルタイムで支部役員に配信することにより、入会が加速し、退会を申し出た人へのフォローも手厚くなりました。各地区会では、新会員を会長が訪問したり、例会で紹介するなど工夫が広がっています。

とかち支部・純増22名(松本健春支部長)

 曽根一代表理事が毎週、事務局員とペアで対象企業飛び込み訪問しています。すでに半年間で500社を回り、入会も2桁となりました。組織率16・7%と全道1であるため、勧める対象がいないという声も出ていましたが、支部役員の動きも活発になってきました。支部例会へのワンゲスト運動による入会も多くなっています。

くしろ支部・純増15名(長江勉支部長)

 現在組織率13・8%です。すべての会員に増強への思いを届けようと、代表理事にならい、手書きの「はがき」を送りました。事務局と支部役員が同行訪問し、役員間のSNSで増強の様子や対象者情報を共有しています。学びを実践し、成果につなげる取り組みを進めています。

しりべし・小樽支部・純増14名(上参郷光祐支部長)

 あと1名増えると組織率10%に到達します。湊亨増強プロジェクトリーダーを先頭に会員を訪問し、紹介の掘り起こしを行っています。国際リゾート地・ニセコを抱える山麓地区会は、すでに60名の目標を達成しました。

「中小企業家しんぶん」 2019年 10月 5日号より