地域に根ざす企業であるために 第7回鳥取県経営研究集会【鳥取】

感染症対策を徹底してリアル開催

10月17日、第7回鳥取県経営研究集会が「超とっとりの夜明け」をテーマに米子コンベンションセンターで開催されました。

最初に、賀本代表理事が、「私たちは経営者の集まりです。新型コロナという未知の状況の中でも、正しく恐れ、正しく対処をしながら自分たちの会社を維持発展させなくてはいけない。そしてこんな時こそ、地域に対し提言や提示をしなければ地域の未来は途絶えてしまいます」とあいさつし、その後、境港市長など4名の来賓のビデオメッセージでの祝辞が紹介されました。

基調講演は、伊木隆司米子市長の新型コロナの対応などについての報告でした。

国内発生時から第1波、第2波と進む中でどのように舵を切り、「感染症対策をしっかりとした上で地域経済を回す」というメッセージを発信し続けたことなど、リーダーとして何を思い、何を行ったかが詳細に語られました。

基調講演と同時進行で、多目的ホールでは、西部エリアの人気飲食店10店舗が出店し、来場者は20種類の具材の中より、各人が具材を3種類選んでオリジナル三食丼を楽しむブースを設置。非接触、飛沫防止、専門スタッフによる消毒など、安全面を徹底し、約600名の一般来場者の楽しむ姿が見られました。

午後からは、ニューノーマルやWithコロナを産官学それぞれの視点から提案するパネルディスカッションやスイーツ店5店舗によるスイーツの提供が行われました。

今回の経営研究集会は初のイベント開催でしたが、約3カ月間、鳥取県のガイドラインに沿い、鳥取大学医学部免疫学の教授や県の生活環境局食品担当者とも連携し、感染症対策を中心に非接触やフィジカルディスタンスといった感染予防の重要事項を守るため、対策を重ねてきました。

「これからも地域に根ざす企業であるためにも、まずは自社でしっかり実践しながらさまざまな提言を続けたい」と田城実行委員長は語ります。

「中小企業家しんぶん」 2020年 11月 15日号より