リアルとオンラインの融合 経営の未来へ、バトンをつなぐ1日 第32回かながわ経営フォーラム【神奈川】

11月19日、神奈川同友会の第32回かながわ経営フォーラムが「『新たな時代への挑戦!』~デジタルトランスフォーメーションが社会を変える~」をメインテーマに川崎市産業振興会館にて川崎市産業振興財団との共催で開催され、総勢282名(内オンライン参加は87名)が参加しました。

第一部、記念講演には湯澤剛氏((株)ユサワフードシステム社長・神奈川同友会財務委員長)が「40億円の借金を返した経営者!コロナに負けない企業家の決意と覚悟!」をテーマに報告。「コロナをチャンスと受け止め、本質的な価値をお客様に伝えるモデルをつくることができるはず」と語り、この様子はオンライン参加者向けに全体会も含めYouTubeのライブ配信を行いました。

続いて、第2部の分科会は5つのテーマで開催。

第1分科会は「福祉・工業の連携が会社を変え、地域を変える!?」をテーマに本庄浩義氏((株)ミナシアホールディングス代表取締役会長)が報告。

第2分科会は「『かわさき』を使い倒して新たな時代を切り拓く!!」をテーマに新田渉世氏((有)ホープフル 川崎新田ボクシングジム会長)、ほか3名の選手と山上剛史氏((株)SOERUTE社長)の報告をコーディネーターの松尾実里氏(ストーリー(株)社長)がまとめました。

第3分科会は「変化を追い風のエネルギーに!」をテーマに佐藤出氏(社会保険労務士法人・行政書士アーチス代表)、富本龍徳氏(一般社団法人里海イニシアティブ理事)、長谷川満氏(合同会社社外人事部長代表社員)の3名が報告。

第4分科会は「この時代を生き抜くための採用・教育とは!?」をテーマに原 健一郎氏((株)豊栄荘社長)と横山草太氏((株)神奈川機関紙印刷所社長・共同求人委員長)の2名が報告。

第5分科会は「DXって何だろう?それって中小企業に必要なの?」をテーマに3社の事例を撮影して動画配信をしながら鈴木克彦氏((株)応用ソフト開発社長)がファシリテーターを務めました。

いつもなら第3部は懇親会を開催しますが、このコロナの影響を考慮し全体会にて5つの分科会座長がそれぞれの分科会報告を行いました。最後に窪田隆太郎実行委員長が閉会あいさつし、次回開催地の小田原支部にバトンを渡しました。

今回の開催は久しぶりに支部設営開催となり、10年ぶりに川崎での開催となりました。このコロナ禍によって開催方法の変更などはありましたが、いま話題のDXをテーマに開催までには来賓の応援動画撮影と配信など、ネットを活用した告知活動を進めてきました。リアルとオンラインの融合により運営面で課題はありましたが、参加者それぞれが学びを深められた会となりました。

「中小企業家しんぶん」 2020年 12月 15日号より