同友会の存在意義を明確にした年詞会 第45期年詞会【香川】

 「年詞会を開催する意義は? こんな大変な時期に、中止すべきでは?」

 香川同友会では、例年とは明らかに違う意見が飛び交う中、年詞会についての具体的な開催意義がまとまり、「大変な今だからこそ、地域(近所)の経営者と語り合う時間」を作ろうと、気持ちが1つになりました。

 年末からの全国的な感染者急増(第3波)を受け、年明けにZoom開催に切り替えました。やるべき事が山積みの中、自主的な対策チームが生まれ、今こそ「同友会の存在意義」を伝えようと、その内容も一新しました。プレ報告の内容を抜粋し「コロナがまん延する状況下において大切な事」「コロナ禍における同友会の実践」「改めて実感、同友会の存在意義」「年詞会開催意義」の項目に分けプレスリリース時点で内容が伝わるものにしました。その結果、3社が年詞会当日取材で内容を掲載し、さらに今後トップインタビューを2社予定しています。

 1月26日に開催された年詞会には115社が参加。また、例年と変わらず多数の来賓も参加し、来賓挨拶では浜田恵造知事より、香川県と同友会との関わりや同友会活動への敬意など温かい言葉が述べられました。川北哲会長と林哲也代表理事からは言葉を変え、見方を変え、自社に触れて同友会の本質を語り、エールが送られました。

 地区ごとのグループ討論では事務所はどこ? 小学校で何か活動出来ないかな? 等々の言葉が飛び交います。来賓・金融・行政の参加者も最後まで多数参加し、会員間だけでなくさまざまな立場で地域を語る場となり、今後につながるキックオフのような時間となりました。

 最後に田村実行委員長が「川北会長に、信じることを素直にやり続ければ必ず会社はよくなる、と言われた。本当に大変だけど仲間とのさまざまな関わり方があり、そのおかげでこの困難を乗り切る勇気をもらっている。同友会にいてよかった」と、同友会の存在意義を実感する言葉でまとめました。

※年詞会の詳細は香川同友会HPに掲載しています
2021年香川同友会 年詞会がオンラインで開催されました!

「中小企業家しんぶん」 2021年 2月 25日号より