中小企業魅力発信月間キックオフ オンライン開催で660名が参加【中同協】

 7月6日に「中小企業魅力発信月間キックオフ行事」がオンラインで開催されました。「中小企業の日」および「中小企業魅力発信月間」は2019年に制定され、中同協がキックオフ行事を開催するのは初めて。来賓に国会全政党の議員や、日商、中央会、全国連、労働組合から25名を迎えるなど会外からも多くの参加があり、のべ660名の参加がありました。

 YouTubeライブ配信にて行われた第1部では、はじめに広浜泰久・中同協会長が「広く中小企業の役割と重要性を分かっていただき、誇りを持つにふさわしい自分たちになるべくさらに自助努力を重ねていくという思いを確かめる機会にしたい」とあいさつ。また、角野然生・中小企業庁長官および鮫島大幸・事業環境部企画課長からメッセージが送られました。

 続いて、小串康博・(株)オグネット代表取締役(大分)、山田勝治・大阪府立西成高等学校校長(大阪)、吉岡敬司・広島信用金庫専務理事(広島)、山村吉由・奈良県広陵町町長と栗山ゆかり・事業部次長(奈良)からそれぞれ報告があり、産学官金との連携した取り組みが紹介されました。さらに「中小企業の存在と社会的役割~持続可能で多様な地域社会づくりを支える中小企業をめざして」をテーマに吉田敬一・駒澤大学名誉教授が講演。統計データを活用しながら日本経済の現状と中小企業を取り巻く環境を明らかにし、中小企業だからこそ果たせる役割とその魅力とは何なのかを学び合いました。

 第2部ではZoomを利用しグループ討論を実施。全国の会員や会外の参加者と意見交換し交流を深めました。

 第3部の討論発表では「産学官金と連携し関係性をつくっていくのが中小企業の役割ではないか」「地域の課題を自社の課題と捉え地域が必要とする企業になること」「地域の人口減少が続く中で、働く場をつくり、人を大切にし、働く人の人生に寄り添っていくことが地域企業の魅力ではないか」などの意見が出されました。最後に石渡裕・中同協政策委員長が「中小企業が社会的に必要な存在であることがはっきりしたと思います。元気で魅力的な中小企業を増やし、地域経済と日本経済を活性化させましょう」とまとめ、閉会しました。

「中小企業家しんぶん」 2021年 7月 25日号より