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2020年度の各同友会の行事開催状況 各同友会活動実態調査から(2)

【調査実施期間】2021年4月1日~4月22日
【調査対象】各同友会(事務局へ回答依頼)
【調査方法】e.doyuNEWアンケートより入力
【回答数】47同友会

全国の同友会の活動を数値レベルで把握するため、2006年度から各同友会事務局の協力のもと活動実態調査を行っています。2020年度は新型コロナウイルスによる相次ぐ自粛要請により、会員企業の経営環境に大きな影響があり、同友会活動においてもさまざまな活動方法の切り替えを余儀なくされました。

前回の2020年度の会員数の推移に続き、今回は各同友会の行事開催状況について振り返ります。

例会~さまざまな開催方法で充実した例会を

2020年度に全国47同友会の支部・地区(支部・地区がない場合は県単位)などで開かれた例会は4545(2019年度:5559)回で昨年より減少しました(図)。グループ討論時間は平均で47・08(2019年度:49・91)分となり、討論時間は50分を切っています。60分以上としている同友会は10同友会で2019年度より5同友会減少しました。オンライン開催の増加により、討論時間の設定に苦慮したことも原因の1つと考えられます。

2020年度は緊急事態宣言による外出自粛などにより、例会の開催形式も大きく変化しました。開催形式別の開催数は、リアル開催の平均が12・49回、オンライン(ハイブリッド含む)開催の平均が82・77回で、オンライン開催が急増しました。ただし、同友会によってその割合に差があり、8同友会が100%オンライン開催に切り替え、9割以上オンライン開催に切り替えたのは13同友会、リアル開催が5割を超えたのは3同友会、4割以上は7同友会でした。

参加人数の変化としては、例年より「減った」同友会は28、「増えた」同友会は5、「変わらない」同友会は14という結果で、開催形式が変わったことにより多くの同友会で例会参加者は減少しましたが、例会の平均参加率は25・47(2019年度:25・68)%で2019年と同水準を維持しています。

感染リスクを避けるためにオンライン、ハイブリッド、リアルと開催形式が多様化したことで、講師や報告者を呼びやすくなり、所属以外の同友会の例会への参加も可能となりました。また、オンライン上のマナーやルールづくり、グループ討論の工夫なども進みました。一方で、設営準備の手間やネット環境への対応、オンライン会合参加が難しい会員のフォローなどの課題や実際に顔を合わせて学び合う場づくりの重要性も再認識され、それぞれの利点を生かした活動・行事づくりが求められています。

新会員オリエンテーション~同友会理念と魅力に触れる大切な機会

新しい会員にできるだけ早く同友会で学ぶ魅力と同友会理念を知ってもらおうと、新会員オリエンテーションに力を注いでいる同友会が増えています。同友会の組織規模にもよりますが、42(2019年度:46)同友会でオリエンテーションが開かれました。コロナ禍により開催を見送った同友会もあります。

新会員オリエンテーションは、支部単位も含めると全国でのべ280(昨年:355)回開催されました。オリエンテーションの回数は2019年度に比べ減少しています。

新会員オリエンテーションは新会員のみならず、伝える立場の人にとっても同友会の魅力を再発見できる貴重な機会です。開催方法を工夫しながら、魅力発掘・発見の機会を広げる場として生かしていきましょう。

役員研修会~体系的な組織づくりの基盤構築を

2020年4月6日に7都道府県、16日には全国を対象に緊急事態宣言が発令され、学校の休校や多くの人が集まる施設の使用制限など、全国的に外出自粛が求められました。そのような状況から多くの同友会でも行事の開催形式の再検討を余儀なくされました。役員研修会においてもその影響は大きく、2019年度は43同友会で開催されていましたが、2020年度は31同友会と大きく減少しました。年1回程度の開催が16同友会(2019年度:25同友会)、複数講座やシリーズで役員研修会を開催している同友会が11(2019年度:16同友会)、理事会で学習会を位置づけた同友会が8同友会(2019年度:7同友会)と、単発で開催する形式のものが大きく減少したことが2020年度の特徴です。

例会や新会員オリエンテーション同様、開催方法の工夫をしながら各同友会でめざす同友会像、役員像を明確にして、役員研修の開催を継続することにより、経営者団体らしい体系的な組織づくりをめざしましょう。

「中小企業家しんぶん」 2021年 8月 15日号より

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