日本(ヒノモト)の中心へ集え、麒麟児よ!~理念経営を貫くことが未来を切り拓く~第49回青全交from岐阜を過去最高の約2500名で開催

 9月9日、オンラインで第49回青年経営者全国交流会from岐阜(略称・青全交)が「日本(ヒノモト)の中心へ集え、麒麟児よ!~理念経営を貫くことが未来を切り拓く~」をスローガンに47同友会および中同協から約2500名が参加しました。

 昨年発表された中同協青年部連絡会2030ビジョンの「われわれ青年経営者で次代に誇れる豊かな世界を創ろう!」を全体テーマに19の分科会、記念講演、全体会を開催し、大いに学び合いました。

 分科会では、「企業づくりと青年部活動は不離一体」「経営者の全人格的成長」のほか、「震災から10年」をテーマに、岩手同友会気仙支部の東日本大震災から10年の軌跡の報告があり、どんな環境でも決してつないだ手を離さない実践に学びました。また、2030ビジョンにある「世界とつながる」をテーマとして日本とUAEとベトナムをオンラインでつないだ分科会を初めて開催し、現地の青年経営者からの報告から海外から見た日本、そして海外展開について学び合いました。

 全体会では、鈴木哲馬・岐阜同友会代表理事が開会のあいさつ。続いて広浜泰久・中同協会長からあいさつがあり、5つの分科会の座長報告がありました。

 記念講演では、「金融包摂型FinTechサービスによる、新たな社会創造~頑張る人が報われる、貧困なき社会の実現に向けて~」をテーマに、Global Mobility Service(株)代表取締役社長の中島徳至氏より講演がありました。

 そして、毎年恒例となっているバトンリレーでは次回開催の兵庫同友会にバトンが引き継がれ、石川朋之・中同協青年部連絡会代表から「オンラインではありますが、約2500名の過去最高の参加で伝説達成と言えるのではないでしょうか。『世界とつながる』をテーマとした分科会を初めて開催して、高い志とともにさらなる挑戦意欲があふれてきた」とあいさつがありました。

 最後に中山英敬・中同協幹事長が「本日の青全交の学びで社会課題の解決を世界的な視座に立ち、地域に立脚して取り組むことが重要です。同友会の理念を日本の隅々に広げていきましょう」とまとめを行い、村川勝・兵庫同友会代表理事の閉会あいさつで青全交が終了しました。

「中小企業家しんぶん」 2021年 9月 25日号より