【特集】各同友会会員増強の取り組み~自社と地域の繁栄に向けて【長野】

 長野同友会では、現在3つの要を大切にしつつ増強活動を進めています。

 まず代表理事・増強仲間づくり委員長を中心として県・支部役員と事務局との信頼関係をしっかりと持ち、会員拡大目標・計画など、基本方針の共有・徹底に努めています。そして1,000名会員への通過点として、昨年末に800名を達成することができました。

 2つ目は、南北に広い長野県下4つのブロック内での支部合同例会の開催です。2月10日には北信ブロック3支部合同例会にて「設立から40年。4人から450人の東証一部上場企業へ~変化を先取りする経営者の心得~」と題して(株)タカショー代表取締役の高岡伸夫氏(和歌山同友会会員)を招き、約300名参加のもとで開催されました。

 さらに2月25日、南信ブロック3支部合同例会では「社員と共に探し続ける“明日の飯!?”~挑戦と行動の向こう側~」をテーマに、(株)テイ製作所代表取締役の田中和江氏(東京同友会会員)から報告があり、多数の参加で盛況に開催されました。

 いずれもオンラインで開催されましたが、熱い雰囲気に包まれる学び合いの機会となりました。ここに至るまでに、それぞれ実行委員会が組織され、他支部幹事との交流が進み団結できたことが成果に結びつきました。

 3つめは、さまざまな会外関係機関との連携強化です。特にコロナ禍に入ってから設けられた「金融機関等との連携協議会(情報・意見交換会)」は定期開催され、「自社と地域の繁栄」をテーマとして金融機関などとの相互理解を深める場となっています。また地域を支える中小企業経営者としての誇りと使命を改めて確信する契機ともなっています。

 新年度は、「第53回中小企業問題全国研究集会in長野」と長野同友会50周年事業を柱に、活動にまい進していきます。

「中小企業家しんぶん」 2022年 3月 5日号より