経営者が主体的に関わる 社員教育活動を展開しよう~第2回中同協社員教育委員会

 2月24日にオンラインにて、2021年度第2回中同協社員教育委員会が開催され、29同友会・中同協から66名が参加しました。

 まず、はじめに2021年11月18~19日に行われた「2021共同求人・社員教育活動全国交流会in宮城」の振り返りや『新版:共に育つ4』の普及と活用、企業変革支援プログラムの試験運用について報告・確認されました。

 続いて各同友会の社員教育活動の実践報告として宮城同友会、島根同友会、徳島同友会の事例に学びました。その後、梶谷俊介・中同協社員教育委員長から「経営者が社員教育に責任と覚悟を持って取り組むこと、このことをどのように会内に伝えていくか、これが社員教育活動を活性化させるポイントです。そして、社員教育活動というのは同友会型企業づくりにつながる共育になっているかどうかという視点で問う必要があります。経営者が主体的に関わり社員教育活動を展開してほしい」と問題提起がありました。実践報告と問題提起を受けて、「同友会がめざす社員教育活動のあり方をどのように考えますか」をテーマにグループ討論。発表では、「ほかの委員会とも連携して経営課題を解決していくことが必要」「責任と覚悟を持って社員と向き合うことが大事。社員と共に成長し、その成長を心から喜べる経営者であるべき」などの意見が出されました。

 最後に、佐々木喜興・中同協社員教育副委員長が「全国のメンバーが集まる委員会では、さまざまな実践事例に触れることができます。皆さんとともに、社員教育をもっと深めて社員教育活動に参加しなければ本当の学びにならないと思ってもらえるよう、そして私たちの活動が運営ではなく本当の意味での学びの場となるように、一緒に前に進めていきましょう」とまとめがあり閉会しました。

「中小企業家しんぶん」 2022年 3月 15日号より