企業課題と活動方針を議論 第29回人を生かす経営推進協議会【中同協】

 2月28日にオンラインにて中同協人を生かす経営推進協議会が行われ、加藤明彦・中同協副会長(人を生かす経営推進協議会代表)、林哲也・経営労働委員長、川中英章・共同求人委員長、梶谷俊介・社員教育委員長、比嘉ゑみ子・障害者問題委員長、他事務局含め13名が参加しました。

 冒頭に加藤氏は「10年先を予測し、長期と短期の両方を見なければならない。これから地域づくりがどう変化するか。今まで企業づくりを中心に考えてきていたが、地域をどうするかという視点から企業づくりを考えていかなければならない」と述べました。

 議題では各委員会から見た現在の企業課題と次年度活動の重点について、4委員長から報告。経営労働委員会からは、賃上げに負けない企業づくりを提起。社員教育委員会からは、社会変革に合わせて経営者は若者から学ぶ姿勢が問われていると提起。共同求人委員会からは、学生の就職活動がネット検索中心に変化し、中小企業が危機感を持って対応する必要があること。障害者問題委員会は、コロナやインボイスの導入による障害者施設への影響を懸念。各地の障害者問題委員会の活動の質が大きく上がってきていることを報告しました。後半では、10月に徳島で開催予定の人を生かす経営全国交流会の企画案などについて検討しました。

「中小企業家しんぶん」 2022年 3月 25日号より