『この地を愛し、幸せに暮らせる』街づくりに貢献を 乙訓支部設立40周年記念式典を開催【京都】

 2022年4月21日に京都同友会乙訓支部にて設立40周年記念式典が開催され、第1部では記念式典、第2部ではパネルディスカッションが行われました。

 第一部の記念式典では乙訓2市1町の首長からお祝いの言葉が述べられ、野田勝広代表理事、小泉光太郎初代支部長からのあいさつに続き、これまでの会活動に長年貢献された方に記念品と感謝状を授与しました。そして40年の歩みを映像で振り返り、支部会員である音楽家の演奏会が行われるなど、式典に華が添えられました。

 また、今年度の乙訓支部指針としてGrow Up Otokuniを掲げ、「乙訓に関わるすべての人が『この地を愛し、幸せに暮らせる』そんな街づくりに貢献します!」と松嶋支部長から力強い宣言がなされました。乙訓支部ではこれまで地域づくりをテーマとした例会を行ったり、長岡京市中小企業振興条例(仮称)の制定にあたり、2020年12月に長岡京市に提言書を提出し、条例検討委員会に支部長が参加したりするなど地域と積極的に連携し関わってきています。

 こうした流れがある中、第2部のパネルディスカッションでは、京都橘大学の岡田知弘教授をコーディネーターに、長岡京市セブン商店街の林定信会長、長岡京市環境経済部商工観光課の山田一歩課長および大山崎町の女性経営者でマルシェイベントの企画者である緒方智子氏、向日市・長岡京市からそれぞれ支部会員企業が登壇しました。「乙訓の地域企業が地域とどう歩むのか」をテーマに、これまでの地域活性の取り組みやそれぞれの地域に対する思いなどを語り合い、活発に意見交換がなされました。今後中小企業が地域とどのように歩んでいくのか、そのビジョン作りの第一歩となりました。

 また、来賓としてこれまで関係を強めてきていた福祉団体や金融機関の方も多数参加し、乙訓地域全体で地域連携の重要さを学ぶことができた周年事業となりました。今後も幸せに暮らせる地域づくりの核となる経営者集団になるために運動を進めていきます。

「中小企業家しんぶん」 2022年 6月 15日号より