北薩支部(鹿児島)北薩地域発展のため、同友会運動を広げよう!

 2020年4月、鹿児島同友会7つ目の支部として「北薩支部」が誕生しましたが、新型コロナウイルスの影響により、設立例会が開催できないままになっていました。このたび、2年越しの思いを込めて2022年6月1日、無事に設立例会が開催されました。

 北薩支部は、2001年に1度、設立総会を行い、支部としての活動を行っていましたが、その後、会員数が減少したことなどにより、一時的に活動を休止していました。2014年ごろから徐々に北薩地域の会員数が増加したことで、改めて北薩ブロック会、北薩地区会として活動を再開。活動が活発になるにつれ、次第に支部設立への機運が高まり、2020年4月、北薩支部が設立される運びとなりました。

 今回の設立例会に向けて、北薩地域では会員増強を行い、29名の会員で、開催の日を迎えることができました。設立例会の開催に向け、支部会などで打ち合わせや役割分担を行い、例会当日は支部会員が主体的に例会運営にあたったほか、鹿児島市の支部会員も協力し、鹿児島同友会が一丸となって今回の例会を成功させようという思いで臨みました。

 設立例会には、地方自治体や地域の金融機関の関係者をはじめとする多くの来賓と、会員、オブザーバー、計103名が参加しました。

 記念講演では、「人を生かす経営の実践~持続・発展可能な企業づくり・地域づくり・同友会づくり~」と題して、中山英敬・中同協幹事長が自社での経験から、学んで実践、経営指針成文化の重要さ、同友会運動が地域にもたらす影響など、熱く報告しました。「労使見解」、経営者自らが変わること、中小企業経営と地域とのつながりについて改めて学ぶ絶好の機会となりました。

 北薩支部(薩摩川内市、阿久根市、出水市、いちき串木野市、伊佐市)は、鹿児島県の薩摩半島北西部地域にあたり、東シナ海に面した美しい海岸線を有する、自然豊かで、風光明媚(めいび)な地域です。エリアが広域なため、今後も各地域持ち回りで支部会、例会を開催するなどして支部の会員数を増やし、鹿児島同友会全体の増強にも弾みをつけ、北薩支部の地域活性化に貢献していきます。

「中小企業家しんぶん」 2022年 6月 25日号より